このコーナーでは、エフエム鹿児島にて毎週土曜日18時から本放送、翌日曜日21時から再放送として放送されているRADIO番組、SOIL&"PIMP"SESSIONSタブゾンビと浜崎美保の「SEA SIDE ZOMBIE」の放送を音声ファイルで全国のみなさまにお届けします。
第27回目のゲストゾンビは、鹿児島出身の格闘家、菊野克紀さんです。テキストはゲストコーナーのみ、音声ファイルは全編アップです。お楽しみください!
2016年10月1日(土)放送その1
2016年10月1日(土)放送その2
2016年10月1日(土)放送その3
2016年10月1日(土)放送その4
2016年10月1日(土)放送その5
本日のPLAY LIST♪
001♪the sound of summer feat.浜崎美保/ROCKETMAN
002♪男祭り/宮脇俊
003♪Sky High/Marin(釜付マリン)
浜崎:シーサイドゾンビ本日のゲストゾンビには格闘家の菊野克紀さんにお越しいただいております。
菊野:よろしくお願いします!
タブゾンビ:それでは、ちゃん浜さん紹介お願いします。
浜崎:1981年10月30日生まれ、東谷山中学校・鹿児島県立鶴丸高校時代は柔道部に所属、高校卒業後、極真空手鹿児島支部の内弟子となる。 四年間の内弟子修行を経て23才で上京。世界のTK高阪剛が代表を務める「アライアンス」に入門。柔道で鍛えた組み力と極真空手で鍛えた打撃を合わせ着実に実力をつけられます。 格闘団体『DEEP』・『DREAM』で活躍後、2014年にアメリカの総合格闘技団体『UFC』と契約されます。UFC戦歴を2勝3敗で迎えた2016年4 月にフリーに転校され、現在は所属フリーとして国内の団体に出場中です。総合格闘技 世界一を目標に、沖縄古来の空手(沖縄拳法)などを取り入れさらなる進化を求めて修行中です。そして、7月.31日東京・有明コロシアムでは、クンタップ・チャンロンチャイ選手に1R4秒 右フック一本勝ちをおさめております。
タブゾンビ:おぉ凄いですね。幼少期はどんな感じだったんですあ?
菊野:体格はよかったんですが、ビビリでしたね。泣き虫でしたから強くなりたかったですね。
タブゾンビ:当時の東谷山は、やんちゃな方が多かったですよね?
菊野:同級生はそうでもなかったですが、先輩にはいらっしゃいましたね。
浜崎:格闘技にはセンスも必要ですか?
菊野:もちろんそうですね。ただ、最終的にはメンタルですね。
タブゾンビ:音楽でもそうですね、レコーディングの時に俺は必ず1音外すんだから。あぁメンタルって思うから(笑)早速ですが、焼酎でも飲みますか?
浜崎:菊野さんは、この西原紹介さんの夢の一撃のCMにも出ていらっしゃいます。
タブゾンビ:そして、下堂園さんのお茶、千両、薩摩家さんのさつま揚げと、セイカ食品さんから薩摩六家撰です。
菊野:ありがとうございます!下堂園さんは高校の先輩です。さつま揚げは、水でさらっと洗って揚げると美味いんですよ。なんと言ってもいづろ通にある薩摩家本店で食べるのが揚げたてなんで、めちゃくちゃ美味いですよ。店内で焼酎も飲みながら食べることができるので最高ですよ。薩摩家さんが出している芋スイーツもめちゃくちゃ美味いですよ。渋谷で売ったら人気でるんじゃないですかね。
タブゾンビ:いやぁ、ここまで詳しい人は初めてです。流石ですね。中学の時の柔道部では大会での成績とかはどうだったんですか?
菊野:中学三年生ときに鹿児島市で優勝することができました。もともとビビリだったので、最後の最後に結果が出たのでとても嬉しかったですよ。
タブゾンビ:ひたすら練習に打ち込んでいたんですか?
菊野:キャプテンだったのでそれなりに頑張ってました。1個下の後輩が重量級揃いで強かったんです。後輩に負けられないから必死に頑張りましたね。(笑)
タブゾンビ:高校時代はどうだったんですか?
菊野:中学時代に鹿児島市で優勝してたこともあったので自信満々で入ったんですよ、鶴丸高校だしそんな強い人はいないだろうと思っていたんですが、先輩が意外に強くて勝てませんでしたね。
タブゾンビ:鶴丸高校ということは成績も良かったんですね。
菊野:まぁそうですね、受験勉強も頑張りましたね。
浜崎:文武両道ですね。
菊野:幸い、同級生に今、全国の医者の中で一番強い人とかいましたし、良きライバルのおかげで強くなりましたね。
タブゾンビ:卒業後はどうしたんですか?
菊野:高校三年のときの引退試合の2回戦で、鹿児島工業の一年生に負けたんですよ。そこで鼻を折られて、悔しい惨めという思いを抱えたまま、夢もなく何を目標にすればいいかわからない時期に、中学時代の親友二人がお笑いコンビを組むと言ってきて、負けたくなくて格闘家を目指しました。
タブゾンビ:そのお二人は今何を?
菊野:ひとりは、今も吉本で売れない芸人をやってますね。
浜崎:ずっと夢を追っていて、菊野さんのキーパーソンですね。
菊野:そうですね、あいつらがいなかったら今の自分はいないですね。
タブゾンビ:高校卒業してから極真空手をやられているじゃないですか、何かきっかけがあったんですか。
菊野:高校三年のときにPRIDEをテレビでやっていたのを見て、総合格闘家になろうと東京目指したんですが、親は猛反対でお金もなかったので土木作業員を一年間したんです。たまたま、家の近くに極真空手の道場があって通ったんですよ。そしたら、たまたま極真チャンピオンの木山仁さんという方がいて、これはチャンスだと思って5年ほどお世話になりました。
タブゾンビ:直接、チャンピオンに教えてもらえるんですか?
菊野:そうですね、内弟子といって直接の後輩にあたるので、鍛えられましたね。軍隊みたいにビシッと、ちんがらっでしたね。
タブゾンビ:上京後のアライアンスとは、どういうところだったんですか?
菊野:チャンピオンになるために一番いいところはどこだろうと、いろいろ調べてたどり着いたところがアライアンスでした。そこは、須藤元気さんとか錚々たる方々がいらっしゃいました。
タブゾンビ:その方達と一緒に?
菊野:そうですよ、一緒に殴りあえるんですよ。
タブゾンビ:やはり、チャンピオンのパンチはすごいんですか?
菊野:そうですね、木山先輩のパンチにはミッド越しに泡を吹きましたから。
タブゾンビ:いやぁ、手から汗が出てきました(笑)そして、2014年アメリカの総合格闘技団体のUFCですが。
菊野:みんな化け物ばかりで、今の総合格闘技の頂点ですね。
タブゾンビ:試合前は緊張するんですか?
菊野:もちろんです。相手が強いというのもあるんですが、人生がかかっているんです。だから、負けたらどうしようという思いが出てきますよね。
タブゾンビ:トーナメント形式なんですか?
菊野:主催者が対戦相手を組んでいきますね。アメリカはギャンブルなので、それなりに合った試合が組まれますね。ラスベガスで試合をやったこともあるんですが、凄いですね、あのエンターメントには驚きます。年に一回は日本でもあります。
タブゾンビ:優しそうな顔をしているけど、目の奥を見るとやはり、凄いですよね(笑)戦っているときは楽しいですか?
菊野:表現が難しいんですけど、戦いたくなりますね。自分が勝てるかわからない相手に自分の実力をぶつけるというのが好きなんですね。
浜崎:戦う度に自分を更新しているんでしょうね。
菊野:それ、ありますね。
タブゾンビ:アメリカとか頭まで刺青の入っているムキムキの人とかいるじゃないですか、そんな人たちと戦っているんですよ。
浜崎:そんな中に鹿児島出身の人が戦っているなんて誇らしいですよね。
タブゾンビ:そして、沖縄拳法ですが、具体的に説明するとどういうものですか?
菊野:ルールがあって試合をする競技ではなく、極端に言うと殺し合いの中で生き残るための技術を身につけるというものです。空手の型なんですけど、めちゃくちゃ強くなります。空手は沖縄で生まれたものでそれが、そのまま残っていて、たまたま沖縄拳法に出会いました。
タブゾンビ:菊野さんご自身でも指導をされているんですか?
菊野:教室は持っていませんが、パーソナルトレーニングはしていますね。
タブゾンビ:やはり、師範の方って強いんですか?
菊野:そうですね、めちゃくちゃ強いですね、初めてお会いしたときに軽く叩いてもらったんですけど、それが車に衝突されたくらいの衝撃でした、身の毛が逆立って頭の中で緊急サイレンが鳴りましたね。
タブゾンビ:それって気なのかな?
菊野:重心移動というか、僕らが知っている常識とまったく違う理屈で動くんですよ、それを型で学びます。1年でだいぶ変わりますよ。
タブゾンビ:こんな僕でも1年で変わりますか?
菊野:できます!
タブゾンビ:30後半のおじさんでも大丈夫ですか?
菊野:高齢の方もいますよ!大丈夫です。できますよ。
浜崎:ここでですね、西原商会さん関連の西通りプリンから期間限定で発売されているクレイジーケンバンドの横山剣さん監修によるコラボ商品が届いておりまして、ぜひ、お召し上がりください。
菊野:いただきます!うまかっ!
浜崎:その名も麗しのカタラーナです。フォークが止まらないですね。
菊野:これは、うまかですね。人に贈ると喜ばれるでしょうね。
浜崎:鹿児島の薩摩家いづろ通、鹿児島中央駅で発売されておりますので、ぜひ、みなさんもチェックしていただけたらと思います。
タブゾンビ:菊野さんは、西原商会の西原さんと仲いいじゃないですか、コラボで何か作ったらいいのにね。すごいパンチのある、フルーツパンチとか(笑)
浜崎:そういうの考えるの得意ですよね、タブさん(笑)
菊野:こんど言ってみようかな(笑)
浜崎:では、鹿児島のリスナーのみなさんにメッセージをいただけますか?
菊野:格闘家として上を目指すとともに、鹿児島人として上を目指します!頑張ります!
浜崎:本日のゲストゾンビは、菊野克紀さんでした。ありがとうございました。
タブゾンビ:ありがとうございました。
菊野:ありがとうございまし!